村上春樹とジャズ [ねじまき鳥クロニクル②]

ジャズと関係が深い日本を代表する小説家村上春樹。彼の作品から、ジャズやソウルフルなブラックミュージックなどが登場する小説を紹介します。「ねじまき鳥クロニクル」は曲数が少なく選べないので、この記事で紹介を終わりにしたいと思います。

天井の真っ黒なボーズのスピーカーからはキース・ジャレットのいささかまわりくどいソロピアノが小さな音で流れていた。

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Keith Jarrett – Prayer

この曲は邦題「生と死の幻想」の２曲目です。
本当はタイトルの１曲目を紹介したかったのですが、Youtubeに無いみたいです。

キース・ジャレットはアメリカのピアニストです。
ジャズ・ピアニストとしての認識もありながら、ジャンルを超えたピアニストと表現されますが、好き嫌いが分かれる印象です。

マイルスのバンドにいた経歴を持ちます。チック・コリアとのツイン・キーボード制のなかで、主にオルガンを演奏したそうです。

このアルバムは民族音楽の要素あり、静かで美しい到達点のような即興ありで聴き応えがあります。

日本公演を150回以上もしていて、武道館で単独公演を行うなど、日本での活動が盛んなピアニストでもあります。

“些かまわりくどいピアノ”は週末の雨の日にのんびりと聴くのが合うかもしれません。

ライター： 山本 春町
　映像クリエイター/ミュージシャン/ライター
こう見えても文学少年。
下ネタ大好き。変なやつ。
http://harumati.jimdo.com/