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村上春樹とジャズ [ノルウェイの森①]


ジャズと関係が深い日本を代表する小説家 村上春樹。彼の作品から、ジャズやソウルフルなブラックミュージックなどが登場する小説を紹介します。今回は村上春樹の代表作、「ノルウェイの森」について扱っていきたいと思います。

 

正直今回、気が滅入っています。
提出期限ギリギリまで書く気持ちが起こりませんでした。

まず僕は「ノルウェイの森」が好きじゃないのです。
検索にヒットするように語彙の組み合わせを羅列しておきましょう。

 

ノルウェイの森 嫌い ノルウェイの森 童貞臭い ノルウェイの森 ヤリチン
ノルウェイの森 映画 糞 酷い 松山ケンイチ かっこいい

 

ふぅ……

そして第二に、ビル・エヴァンスを扱うからです。
毎度、大して記事に凝っているわけでもないのですが、なかなか書く気になれなかった。
一度書き始めると、当分「ノルウェイの森」”縛り”になるのもあります。

 

さて、そんな最低なスタートの記事を仕上げていきたいと思います。

ノルウェイの森の内容も、映画版も連投の記事で徐々に紹介していきますので、ここでは手短に紹介します。

 

発行部数が2009年で1000万部を突破した、大ベストセラー長編小説です。
最初はドビュッシーの「雨の庭」という曲からとって「雨の中の庭」というタイトルで書かれていたそうです。

 

レコードは全部で六枚くらいしかなく、サイクルの最初は「サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」で、最後はビル・エヴァンスの『ワルツ・フォー・デビー』だった。窓の外では雨が降りつづけていた。時間はゆっくりと流れ、直子は一人で喋り続けていた。

73頁

 

恋人の直子と会話をするシーンです。彼女はこの物語の最重要人物であり、ヒロインでもあります。

Bill Evans – Waltz For Debby

 

前回の記事で、ビル・エヴァンスのことを少しだけ取り上げました。ヴィレッジ・ヴァンガードというジャズクラブで行われたライブを収録したアルバムで、そのアルバムタイトルの曲です。
前奏はワルツタイムですが、インテンポに入ると4拍子に変わる曲です。

 

ビルエヴァンスについて……と書きたいところですが、どうやらまたビルエヴァンスが出てくるみたいですね。

こうなれば次の記事でもノルウェイ+ビルエヴァンスで書いてやりますよ!!!
でもその前に気が滅入って自殺するかもしれません!!





harumatiライター: 山本 春町
 映像クリエイター/ミュージシャン/ライター
こう見えても文学少年。
下ネタ大好き。変なやつ。
http://harumati.jimdo.com/

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