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村上春樹とジャズ [海辺のカフカ②]


ジャズと関係が深い日本を代表する小説家 村上春樹。彼の作品から、ジャズやソウルフルなブラックミュージックなどが登場する小説を紹介します。海辺のカフカからもう1曲紹介します。

 


海辺のカフカは舞台化されています。
演出は有名な演出家、蜷川幸雄です。
最低な写真家 / 映画監督こと蜷川実花の父です。
主演は今年の顔ともいえる宮沢りえです。

下巻342頁にコルトレーンが出てきます。

 

MDウォークマンでレイディオヘッドを聴く。僕は家を出てから、ほとんど同じ音楽ばかり繰り返し聴いている。レイディオヘッドの『キッドA』とプリンスの『グレーティスト・ヒッツ』、そしてときどきジョン・コルトレーンの『マイ・フェヴァリット・シングズ』

 

John Coltrane “My Favorite Things” 1961

この小説には繰り返しプリンスやコルトレーンが登場します。
海辺のカフカの主人公、15歳の「僕」は”危ない状況の時”にコルトレーンが聴こえてきます。
それが何を意味しているのか。コルトレーンの演奏にどんな意味があるのか。
コルトレーンのMy Favorite Thingsを聴きながら読み進めるのも楽しみ方の一つではないでしょうか?

 

コルトレーンは過去にも紹介していますので、My Favorite Thingsについて。

ミュージカルの代名詞でもある「サウンド・オブ・ミュージック」の曲です。

日本ではJRの「そうだ 京都へ行こう」で有名ですね。
1993年から続いているCMらしいです。もう11年・・・

紅葉にはもう遅いですが、季節を感じながら聴いてみてはいかがでしょうか?





harumatiライター: 山本 春町
 映像クリエイター/ミュージシャン/ライター
こう見えても文学少年。
下ネタ大好き。変なやつ。
http://harumati.jimdo.com/

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