BLACK ROOTS OF JAZZ [BLACK JAZZ RECORDS]
そして、ブラックジャズ創始者、ジーン・ラッセル。
全体的にファンキーでソウルジャズ的な楽曲を残しますが、中にはフリーキーなアレンジのカバーも残してます。
■Gene Russell “My Favorite Things”
アグレッシブに攻めたアレンジが最高に決まった名演です。
それからブラックジャズのハウスギタリストだったカルヴィン・キイズ。太めのトーンでブルージーさも持ち合わせたプレイが非常に魅力的で、思わず唸ってしまいます。
■Calvin Keys – B.E
切れ味があるジャズファンクを聴かせてくれます。いぶし銀とでも言うべき味わいがたまりません。
最後に、歌姫ケリー・パターソンです。テクニック云々ではなくて 、表現力が素晴らしいヴォーカリストという印象です。特に下記の曲を初めて聴いた時は、神秘的な世界観に思わず引き込まれました。
■Kellee Patterson – Magic Wand of Love
こちらを収録した「Maiden Voyage」は通して何度も繰り返し聴きたくなる不思議な魅力を持った作品です。
今回は個人的に好きな作品、楽曲に的を絞りましたが、他にもブラックジャズはレーベル通して、魅力的な作品を多く残してます。よろしければぜひとも聴いてみて頂ければと思います。
ライター：板橋ワタル 某レコード店勤務、DJ crew「月歩-GHEPPO-」所属。 千葉県柏市FILTERでのファンキーミュージックパーティーBooBeE、三軒茶屋OrbitでのチルアウトパーティーOrbit Jazzへの参加等、クラブやBAR等で選曲活動中。 ・ 毎月第2土曜日 20:00-3:00"BooBeE"(@千葉県柏市BAR&DINNER FILTER) ・ 偶数月第3日曜日 17:00-23:00 "Orbit Jazz"(@三軒茶屋Space Orbit)
― 連載コラム：BLACK ROOTS OF JAZZ ―
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