知ってた?[CM/プッチンプリン]
CM / 映画・ドラマ / NEWS などの時事ネタの中からジャズと関係が深い事柄をご紹介!よりジャズを身近に感じていただこうというものです!
うちの父親が大好きプッチンプリン(笑)がCMで懐かしのあの曲をリメイクして使用していますが、実はこのCMジャズと関係が深い事を皆さん知っていましたか?
まずはプッチンプリンの製造会社グリコ乳業が現在流しているCMをご覧下さい!
この曲が懐かしい人も多いはず!(そうであって欲しい…)
これは1999年にスキャットマン・ジョンが歌っていたCM曲のリメイクだそうです。
スキャットマン・ジョンは吃音症であった自分の喋り方を逆手に取り唯一無二の個性として表現し脚光を浴びたボーカリストです。
スキャットマン・ジョン。1942年にアメリカ、カリフォルニア生まれ。本名はJohn Paul Larkin。
52歳の時に遅咲きのボーカリストとしてRCA Recordsからメジャーデビュー。
吃音症を個性として利用した独特のスキャットとその当時の先端であったハウス・テクノミュージックを融合させたサウンドを確立し、話題性も相まって日本、オーストラリア、ヨーロッパで人気が加速しデビューシングルは世界中で約600万枚を売り上げました。
そのセンセーショナルなデビューを飾ったシングルこそ、日本で「ピーパッパッパラッポゥ」と言えば伝わる程世間に浸透した『Scatman (Ski-Ba-Bop-Ba-Dop-Bop)』です。
改めて聞いてみるとかっこいいなぁ。
その後のスキャットマン・ジョンは15枚のシングルと3枚のアルバムを残し1999年、57歳でガンで他界しています。
一躍スターダムにのし上がった後、吃音の障害を持つ人たちを支援するスキャットマン基金を設立し、音楽活動の傍ら多くの慈善事業を行っていたそうです。
1996年の日本ゴールドディスク大賞の賞金を日本の吃音者団体である全国言友会連絡協議会に全額寄付したという逸話もあります。
さて、本題であるスキャットマン・ジョンとジャズの関係性についてですが、1994年のメジャーデビューまで彼がジャズピアニスト兼ボーカリストとして活躍していた事はあまり知られていないでしょう。
次のページでジャズシーンで活躍していたスキャットマン・ジョンの演奏動画を紹介していきます。