音楽留学報道局 BOSTON支局 Vol.10
僕はもともと日本の音楽シーンにはあまり興味がなかったうえクリスチャンの幼稚園だったこともあり昔からオルガンサウンドが大好物でした。
あまりオルガンプレイヤーって多くないと思うんですね。
オルガン好きな人はそのままアメリカとかヨーロッパに残っちゃって日本に帰ってこないなんてこともありますし、もっとアジア圏でもテイスティーなオルガンサウンドが流行れば良いのになとおもっています。
2つめのAmazing Graceを弾いているDenis MontgomeryはBerkleeでアンサンブルのクラスを受け持っています。
素敵なサウンドじゃありませんか!
…と、あたかもBerkleeにはオルガンプレイヤーが沢山いるかのように書いてしまいましたが実際のところそこまででもありません。
最近はポップミュージックやスタジオワークに力を入れてるとはいえ、やはり鍵盤弾きはピアノでジャズをやる人が多い物です。(インターナショナル生徒が多いというのもあります)
ではギターの生徒はどうなのかというと、ロック、メタル、ブルース系がおおいですね。
簡単に想像できますが、ギターを初めてやる時にジャズから入る人はかなり少ないです。
ギターが主役としてかっこ良く光るのはもちろんロックです!
なにも地味で目立たなくてそのうえ難しくてかっこいいところはほとんど管楽器にもっていかれるジャズバンドのギターに憧れてギターを始める人は渋すぎます。笑
これは日本の音大でもおなじことです。
しかし、アメリカで一番違うのはロック、メタルと同じ、もしくはそれ以上に多いかもしれないのがブルース・ギタリスト。
日本の音大で僕はブルースやるんだ!なんて若いは人なかなかお目にかかれません。
ところがBerkleeでギターのクラスを取っているとかなりブルースを演りますという若い生徒がいます。
これも文化のちがいですね。
ここら辺のアメリカ・ブルース文化については大石ライターの記事なんか読んでもらったら詳しく書いてあると思います。
大石さん!あとは頼んだ!!
それではまた!!
ライター:原ゆうま 音楽家の家系に生まれ,父親と同じくギターを手にし10代からプロとして活動を始める。野呂一生,荘村清志,大久保明に師事。自己バンド "Yuma Hara Band",若手ギタリスト3名による "TOKYO3GUITARS"などで活躍。東京音楽大学を経て現在、アメリカ ボストンへ音楽留学中。 HP:http://ujr.jp/yuma_hara
― 連載コラム:音楽留学報道局
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