facebook_icon.png twitter_icon.png

jazz meets the beats vol.5


■Fatima – biggest joke of all

ロンドンにベースを置く新興レーベルEglo recordsは多彩でクオリティーが高い作品を近年リリースしている。Floting PointやTheo Parrishらが早くからプロデュースを手がけ、また前出のTeebs共も作品を発表してきたシンガー、FatimaはNu Jazzシーンでの活躍が期待される一人.。

 

■Chris Turner – LiquidLOVE

jose jamesの登場以来、男性ヴォーカリストもまた多くのタレントが誕生している。これまで、多くのコンテンポラリーミュージシャンの客演をこなしてきた彼もまた、Jazz~Soulを行き来する甘味な歌声は圧倒的な存在感で幅広い層に受け入れられる一人。

 

■Harvey Mason – If Ever Lose This Heaven 2014

Head Huntersのドラマーであった彼の新録作品。アルバムではChameleonを筆頭に70年台のフュージョンサウンドをまた新しい解釈で再演している。このLeon Wareのカバーでは、ヴォーカルにChris Turnerを起用し、元々西ロンドンを代表するブロークン・ビーツ系トラックメイカー・キーボーディストであるMark De Clive Loweが参加している。

 

■GoGo Penguin – Hopopono

マンチェスター出身のピアノトリオGoGo Penguin。今迄、紹介してきたようなブラックネス溢れるアーティスト達とは印象が異なり、一聴すると内省的で凛とした雰囲気の楽曲が特徴的。アンビエンスな空気感が漂いながらも、徐々にビルドアップしドラムンベースのリズムパターンでグルーヴしていく。Planet Eを代表するようなデトロイトテクノやドラムンベースといった黒人系のクラブミュージックは勿論、クラシックからの影響も感じさせる一組。





hidekazu_tanakaライター紹介:Hidekazu Tanaka
 DJ/オーガナイザー 
 某ジャズ専門レコード店勤務を経てカフェ・バー勤務。三軒茶屋Orbitにて自身主宰のチルアウトパーティーOrbit Jazzを軸に、パーティーオーガナイズやアーティストの招聘やサポートDJや、クラブやカフェ等で選曲活動を展開中。
 ・ 偶数月第3(日) 17:00-23:00 "Orbit Jazz"(@三軒茶屋Space Orbit)
 ・ 毎月第4(木) 19:00-23:00 "Root Down"(@下北沢メンフィス兄弟)

― 連載コラム:jazz meets the beats ―
・ jazz meets the beats vol.4
・ jazz meets the beats vol.3
・ jazz meets the beats vol.2
・ jazz meets the beats vol.1


Comments