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The Distance Between Zero And One vol.6


彼の音楽性を理解していただけたところでライブ映像も皆さんにお見せしたいのでご紹介します。

Taylor McFerrin RBMA x Boiler Room Present: Chronicles 001 Live Set

Taylor McFerrin & Marcus Gilmore LIVE @ BRAINFEEDER 4 TOKYO

1つ目の動画はテイラーのソロライブで8分15秒ぐらいから彼のボイスパーカッションが聴けるのとライブの最後にはアルバムにゲストで参加したナイ・パームも出演しています。

2つ目の動画のテイラーとマーカスのデュオライブは東京で開催されたBrainfeederのレーベルパーティにて行われたライブです。

 

彼のライブのやり方はPCでもともとの音源のボーカルパートや曲のパートなどをばらばらにして、各パートを状況に応じて足したり引いたり、組み合わせを変えて、その上でキーボードを弾くスタイルです。このスタイルは電子音楽のライブパフォーマンスでよく行われる手法ですが、彼らの即興演奏が加わるとなると、曲の印象は大きく変わりますね。
特にマーカスとのライブ動画では原曲とはかけ離れて完全に即興になっている部分もたくさんあり、その瞬間のお互いはリラックスしているのに緊張感も存在していて、たった二人だけから生まれるその空間は非常に濃密です。

 

今まで散々、電子音楽は良い!テクノロジー最高!と、このコラムで発言していたわけですが、ライブ動画を見ると人間だって凄いんだぞってことを改めて感じさせられます。

巷では、技術が進歩して何十年後かには人間の仕事がすべて機械に奪われてしまうのではないかという噂もチラホラありますが、音楽の分野においてはライブを見る限りまだまだ大丈夫なのではないかと私は思っています。(人間側がサボらない限りは)

最後に紹介する動画はマクファーリン親子のデュオ動画で、声とボディパーカッションのみのパフォーマンスです。
まったく、とんでもねえ親子です。

Performance Taylor McFerrin and his dad, Bobby Music Instinct PBS

 

最後までご覧いただきありがとうございました!




okumurajunpeiライター:奥村純平
京都府出身。小学校4年生のころ、担任の先生にドラムを教わったことからきっかけにドラムを始める。中学高校時代は吹奏楽部に所属し、大学在学時に音楽活動をスタートさせる。現在はジャズドラマーとしての活動のほか、自身が傾倒する電子音楽の活動への道も模索中。

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― 連載コラム:The Distance Between Zero And One ―
・ The Distance Between Zero And One vol.5
・ The Distance Between Zero And One vol.4
・ The Distance Between Zero And One vol.3
・ The Distance Between Zero And One vol.2
・ The Distance Between Zero And One vol.1


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