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The Distance Between Zero And One vol.3


2015年2月19日午前2時。
僕は第3回目の「The Distance Between Zero And One」をどういうテーマで書き上げていこうか考えていたのですが、なかなか良いアイディアが浮かばないので、気分転換にTwitterを見ることにしました。半惰性的に過去のツイートをさかのぼって見ていき、ネットニュースや知り合いの他愛もないツイートが並ぶ中、2015年の個人的一大ニュースが僕の目に飛び込んできます。

 

Squarepusher 新作アルバム発表&単独来日公演決定

!?!?!?

このニュースのおかげで僕の頭の中はもうSquarepusher一色。
iTunesの再生履歴がどんどんSquarepusherに染まっていきましたとさ。
めでたしめでたし。

 

というわけで、今回はSquarepusher(スクエアプッシャー)特集でございます。

Squarepusher、本名Tomas Jenkinsonという男。イギリスの電子音楽家でベーシストでもあります。
そして僕を電子音楽の世界へ誘った張本人です。

スクエアプッシャーの紹介と一緒に、僕と電子音楽との馴れ初めをお話しさせていただきますと、まずスクエアプッシャーを知ったきっかけは何を隠そう、前回のコラムでもご紹介しました、ジョジョ・メイヤーです。

電子音楽を好きになる前にジョジョのドラムが好きになって、彼についてもっと知りたくなったので、ドラム雑誌の記事などを探して見あさっていると、雑誌のインタビューで「影響を受けた人物は誰ですか?」という質問への答えのうちの一人にスクエアプッシャーの名前がありました。当時の僕は電子音楽のことなどまったく知らず、もちろんスクエアプッシャーのことも知っているわけがありません。

そこで僕はYoutubeでSquarepusherと入力して検索ボタンをクリックしてしまうのです。
検索で見つけた動画がこちら。
(映像に少し暴力的な表現があるので苦手な人はご注意を)

Squarepusher – Come On My Selector

(音楽のみ)

緻密な高速ブレイクビーツに、エフェクトが効いた強烈なベース。この曲に加えダークな世界観の映像は当時の僕にとってはあまりにも衝撃でした。
僕がそれまで築いてきた音楽観はこの動画によってぶち壊されます。こんな世界があったのかと。
この動画のおかげで僕は電子音楽と出会い、のめりこんでいくようになりました。

 
ちなみにPVは映像作家Chris Cunningham(クリス・カニンガム)によるもので、スクエアプッシャーのほかにもAphex Twin(エイフェックス・ツイン)やBjörk(ビョーク)のPVなども手がけています。

先ほどの動画では曲が映像に合わせて編集されていますので、音楽のみバージョンのほうもぜひ聞いてみてください。

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