黒本完全攻略!!　[EVERYTHING HAPPENS TO ME]

2015/03/24 黒本完全攻略!!

ジャズセッション必須のスタンダードブック”黒本”こと、リットーミュージック出版『ジャズ・スタンダード・バイブル』(納浩一著)を最初から最後のページまでご紹介します。今回は61ページの「EVERYTHING HAPPENS TO ME 」です。

こんばんは。ギターの白木一麻です。
暖かい日が増えてきてだいぶ過ごし易くなってきましたね。
４月までもうすぐです。
本当　一年があっという間に感じます。笑

あー。もう！！
なんて最高な音源なんだ。。
心の隙間にスッと入ってきて気持ち良く満たしてくれます。
何度も登場してますがチャット・ベイカーは名演ばかりです。

はい。今回はEVERYTHING HAPPENS TO MEです。
この曲は1941年にトニー・ドーシー楽団でピアノの弾いていたマット・デニスが作曲し、同楽団に所属していたフランク・シナトラが歌ったのが最初でした。

古き良きアメリカの匂いがプンプンしますね。

歌ものとしてもやりますがインストでもジャズ・ジャイアンツの音源が数多くあります。

偉大なるセロニアス・モンクによるもの。
図太いグルーブを感じる名演です。

ウィントン・マルサリスのトランペットと曲の相性がばっちりな非常に気持ちの良い演奏。

セッションでよくやる度は　そこまでないかなー　ぐらいでしょうか。
バラード自体はそこまでやらないですからね。
しかし　色んな音源があって歌ものでもインストでもメンバーの編成を選ばずコールしやすいかと思いますのレパートリーにあると心強いかもしれませんね。

次回はEVIDENCEです。

　ライター紹介： 白木 一麻
　洗足音楽大学ジャズ科出身。都内・横浜で活躍するジャズギタリスト。ジャズはもとよりSOUL/FUNK/R&B のフィーリングを持つ。そのグルーブ感は「ゆるふわファンク」と称される「ゆるふわ」といいつつ学生時代は空手で全国大会に出る強者。ライブ活動の他、レコーディングサポート、ギターレッスンなどでも活動中。

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白木一麻