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ジャズって何じゃ? その2


話がよくわからない方向になってきましたが、とにかく僕は「ジャズが出来ない」ことがコンプレックスで、まだロックもファンクも途中だし、そもそも60年代からまだ出られてない状態でジャズなんて手を出すのはおこがましい状態なのです。

 

そこで先日のアニバーサリーイベントです。そもそもジャズ出来ないしそんなに詳しくもないのにここにコラムを連載してる時点でどうなんだと思ってるまま、そういうイベントに出演が決まり「おおーええでー」と引き受けたのはいいのですが、イベントが近づくにつれて聴きに来る人たちの想像上の顔がたくさん浮かんできては「恐ろしいことになった…!」と震えていました。

それは「なんだよロックじゃねえか」と眉をしかめるベテランのジャズファンのおっちゃんや、「ペンタトニックオンリーですね」というフュージョン界隈のお兄ちゃんや、「なんか煩ーい、音大きくて話せない」と言ってスマホをいじるお姉ちゃんたちが僕の目の前にいる場所で演奏することの恐怖。

「(嗚呼みんなそれぞれの思うジャズを聴きに来たのに僕はジャズなんて演奏できませんスミマセン) 。。。」と感じながら一体どんないい演奏ができるでしょうか。音楽はメンタルでやるものなので、もはや会場に行く前から勝負には負けてる状態。
中々な精神状態です。

オーガナイザーの編集長からは「いいんだよ。好きな事やって」と言われましたが、僕はそれがジャズなのかジャズじゃないのかももはや分かっていないので、「うん!」と返事しました。

 

MYMのメンバーは「やっぱジャズやんなきゃいけないのかなぁ」とは言ってましたが、
「いいんだよいつも通りで、どうせ俺たちジャズはできないんだから」と吹っ切れてて羨ましかったです。
事実、イベントの日にはいなかったと思いたいのですが、ジャズという言葉に限定した想いを持っている、いわゆるガチガチのジャズファンという人たちがいるのを知っているので、そういう人ばかりだったとしたらMYMは受けなかっただろうなと思います。

 

まあ結果ウケたんですけどね!

 
パーカッションの千草さんもお疲れ様でした。
MYMは割といいジャムができたと思います。まぁなんか、ジャズにやたらハードルの高さを感じているビートルズファンが演奏したという記録でした。
江口くん、お疲れ様でした。
今回は動画は無しね!!

おわり




oishiyuライター: 大石 悠
 鍵盤奏者。幼少の頃から両親の影響でレコードを愛聴。特に生前の時代である60年-80年代のブラックミュージックシーンに魅力され、人間味のある泥臭くもパワフルな演奏スタイルを持つ。即興ジャムオルガントリオ"MYM",他セッション、サポートでも活動中。

― 特別企画:Anniversary Party 2015 ―
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