Anniversary Party 2015 vol.2
こんにちは。編集長の江口です。
2/8に行われるAnniversary Partyでは、新旧のジャズを体験していただけるようなコンセプトでブッキングをさせて頂きました。今週から金曜日はAnniversary Partyを彩る場所や人の紹介をしていきます。今日は会場となるちぐさの紹介です。
ジャズ喫茶 ちぐさ
初代店主・吉田衛により1933年(昭和8年) 開店。
ちぐさという店舗名は、店舗を「居抜き」で購入した為そもそも店舗に付けられていた名称だったそう。
1945年の空襲で店舗やレコードが焼失するも再建。
当時ジャズのレコードは入手が難しく、ジャズを学びに日野皓正、秋吉敏子、渡辺貞夫などがちぐさを頼りこの店に通っていたそうです。
2004年に店主・吉田衛が亡くなり家族が経営を引き継ぐも、近隣の都市開発に巻き込まれる形で2007年閉店。その後ちぐさや吉田衛を愛した有志達が集まり2012年場所を変えて復活。現存する中で日本最古のジャズ喫茶となりました。
元ちぐさのあった土地（現在はマンションの駐車場入口になっています）にはちぐさの記念碑が残されています。
ちぐさはジャズ文化の継承だけでなく、吉田衛生誕100年,ちぐさ開業80年の節目である2013年にジャズ専門レーベル「CHIGUSA Records」を発足、2014年には若手ジャズマンの輩出を目的とした「ちぐさ・コンペティション」を開催するなど日本ジャズ界に一石を投じる活動も行っています。
普段はもちろんジャズ喫茶として美味しいコーヒーを提供してくれるお店ですが、2/8のAnniversary Partyではダンスフロアのように広いスペースを設けようと考えています。それでも80年以上続く伝統あるジャズ喫茶の雰囲気を味わうことが出来ると思います。
上記の動画は吉田衛が守ったちぐさを撮った動画です。場所が変わってもスピーカーやアンプ、ターンテーブルに机や椅子など受け継がれたモノや精神が感じられると思います。2/8のAnniversary Partyで見に来てください。
ちぐさ自慢の当時と変わらぬ特注のオーディオでDJ/LiveActをお楽しみください。
ジャズ喫茶ちぐさ
〒231－0064 神奈川県横浜市中区野毛町2-94
Tel. 045-315-2006
Anniversary Party 2015 2015/2/8 17:00-22:00 LIVE ACT : MYM / 多田大幹 Quintet DJ : 板橋ワタル / Megoe / Hidekazu Tanaka 会場 : ジャズ喫茶ちぐさ 参加費 :￥1,000 (参加記念品付き)
監修・編集長： 江口 丈典 音楽プロデューサー/ディレクター 自身がミュージシャンであった事からキャリアをスタート。JAZZ,ROCK,POPS,IDOL,民謡などのレコーディング現場を経験。いくつものレーベル設立に携わる。日本ジャズ文化の発展の活動を行う。 趣味は料理。夏の時期はゴーヤーチャンプルを毎日食べるほど大好き。
― 特別企画：Anniversary Party 2015 ―
・ Anniversary Party 2015 vol.1