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このDrumsを聴け![Jorge Rossy]


 

しばしばミュージシャンの中で聞く単語、『音楽的』とはなんぞや?

もっと音楽的にやってよ!
とか、
いや〜彼は音楽的だねぇ〜
といった言葉達。

音楽的てなんやねん!!

、、なんでしょうね笑

 

もちろん人によって解釈は違うと思いますが、著者は人間味があるか、と言う言葉がわりかし近い(あくまで近いだけ!)のでは、と思っております。
俗にいう、コールアンドレスポンス(掛け合い)的な事も含め、常に音楽が音楽しているか、音楽が止まってないか、演奏者が自分の意見をしっかり持って演奏しているか。

次回までにしっかりした答えを見つけておきますので次回も読んでください。

 

もう一曲ぜひ紹介させてください。
ほい。

スタンダード、Get HappyもBrad Mehldauにかかればこの通り。
7拍子なのですが、とりにくいリフですねぇ、、。
この上でのJorgeのドラミングはどうでしょう??
音楽的だと思いませんか?
7拍子の上で、7拍子の型(いかにもな4+3拍子)にはまらない感じが音楽的、、、。
、、書いてて思いました、型にはまらない感じと言うともかなり音楽的と言う言葉を表すのに近いのではないか、、、。メモメモ

 

さて、このような音楽的になるセンスというのはどこで培われるのでしょうか。
個人の勝手な考えで恐縮なのですが、様々な視点を持つ事だと思います。

例えば、様々な音楽を聴いてみる。
例えば、様々な楽器を演奏してみる。

他の楽器を演奏し、多方面からの視点をもつ事によって世界が広がる、自分の音楽宇宙が大きくなる、ということなんです!(きっと笑!
ドラマーがベースをやる事によって、普段ベーシストがドラマーに何を求めるのかわかるものであるし、楽器以外にも、ジャズ以外の別の音楽視点から立つとジャズの新しい面も見えてくるのではないでしょうか?
それが音楽的なプレイにつながるのでは、と著者は考えております。

今回は楽器の面からJorgeを出してみました!ということなのです!

 

さぁさぁ、こんなに皆さんがJorge Rossyに興味を持っていただいたところで、オススメの曲をちょびっと紹介してお別れしたいと思います。

Brad Mehldau / Art of Trio vol.5 [Disc1]

1. The More I See You
スタンダードナンバーより。 高速、、。 テンポの速い曲に対してのアプローチの仕方が独特で、ちょっとしたスネアやシンバルのニュアンスで速さを出してますね。これも彼のよくやる手法です。

2. Dream’s Monk
構成や小節の単位が少しイレギュラーなBrad Mehldauのオリジナル曲でございます。 一切刻むだけ、には決してならないJorgeの常にソロかと思わせるような、とてもJorgeらしいプレイを聞くことができます。

4. alone together
7拍子ばっかりですいません、、。 スタンダードをまさかの高速7拍子!これがlive版だということもとても驚きです。 すごいですよ、、よく崩壊しないなぁ!!感激 そしてこの曲、続けてスタンダードナンバー、It Might As Well Be Springに行くのですが、移行の仕方がですね、ピアノだけ7拍子の7拍目裏から食って入るっという、、、文書だとわかりにくいのでぜひ聞いてください。笑!

 
ではでは最後に、冒頭でもありました、彼はドラム、ピアノ、トランペット、さてもう一つは何奏者なのか!?
答えは最後の動画をご覧下さい!

最後までお読みいただきありがとうございました!!

 




akimotoshuライター: 秋元 修
 1991年札幌出身。洗足学園音楽大学ジャズコース主席卒業。原大力に師事。 デスメタルバンド、mysterious priestessにてwacken open air 2013 日本大会優勝、ドイツのミュージックフェスティバルに出演する。 現在、某牛丼屋でワンオペの日々をおくる。

― 連載コラム:この●●を聴け! ―
・ このGuitarを聴け![Wayne Krantz] (小金丸慧著)
・ このTrumpetを聴け![Ambrose Akinmusire] (佐瀬悠輔著)
・ このSaxophoneを聴け![Miguel Zenon] (萩原優著)
・ このGuitarを聴け![Adam Rogers] (磯貝一樹著)
・ このDrumsを聴け![Ari Hoenig] (秋元修著)

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