【Lowland Jazz】ホールライブ密着取材レポート【Live!】
「What’d I Say」の曲間ではロンゲに赤メガネを身に付け、裸足にローファを履いた、MC.吉田扮する”カルロス”が登場。
この曲のコール&レスポンスをDr.大場と共に観客にレッスン。再び演奏を開始、ホールが大合唱に包まれる。”カルロス”の登場はLowland Jazzメンバーの誰もが知らなかった事らしく、メンバーも彼の登場に驚いていたらしい。吉田の観客とLowland Jazzメンバーへの粋なサプライズであった。
As.丹沢フューチャーの「Just a game」では、丹沢の文字通り一音足りとも無駄のない完璧なソロを展開。”イケメン バベルタワー”(Pf.小島命名)の丹沢の長尺ソロに女性達は皆心を奪われたのではないだろうか。
クールな曲が終わった所でブラスロック仕立ての「夜咄ディセイブ」を演奏。Gt.紺田のストラトから発せられる痛快なカッティングギターが観客の心を掴み、Tp.パートのチェイスバトルで会場は最上級の盛り上がりをみせる。
その後MC吉田が登場し、プログラム最後の曲「脳漿炸裂ガール」の紹介。そして最後の曲の前にチューニングを行おうと促す。
この曲はアルバムで初収録の楽曲であるが、実はイントロはフリーインプロから始まる。
今回ライブではチューニングを模しピアノに合わせロングトーンで音を出し、次第に違う音を吹き始めフリーインプロの世界間に突入する。混沌としたサウンドが暫し展開される中、ピアノが「脳漿炸裂ガール」の冒頭のテーマリフを弾きはじめ、ドラム・ベースと続く。全てのホーンセクションがフリーインプロからキメのフレーズに切り替えた瞬間、ようやくこの曲の全貌が見え爆発的な衝撃を与えていた。
ころころ曲調が変わって行くこの曲に突如現れる。
Ba.小林の高速スラップフレーズでは観客から歓声と拍手が鳴っていた。
爆発的なエネルギーを持つ「脳漿炸裂ガール」が終わり、会場は拍手からすぐにアンコールコールへと変わる。会場の熱気が伝わってくる。
アンコールは寺尾聡の「ルビーの指輪」。会場も手拍子で最後の時を迎える。
原曲の雰囲気は損なわないアレンジではあるが、流石Pf.小島のアレンジだけありソロオーダーの構成やバンドの編成を活かしたダイナミクスで楽曲の魅力を幅広く聴かせ、若さ溢れるLowland JazzのメンバーのパッションがよりFunkyなリズムへとこの曲を変えていた。特にBtb.青地のピックアップソロでは超低音でメロディを取り、ダンディな雰囲気を演出していた。
プログラムが全て終了したステージ風景
盛大な拍手は終わりMC吉田の終演の放送と共に観客とLowland Jazz メンバーはロビーへ。
Lowland Jazz メンバーは観客との交流や親しい友人との再会をしていた。
後から聞いた話ではあるが、遠方からは岐阜県、秋田県からファンが駆けつけていたそうだ。
他にもLowland JazzのCDを人生で初めて自分のお金で買ったCDとなった中学生がいたそうだ。
完全撤収の時間に合わせ片付けを行い、その後打ち上げへ。
なんとLowland Jazzメンバー全員揃っての食事は初めての出来事だという。
筆者もその場に同席させていただき同じ時間を過ごさせていただいた。
キララホールでのコンサートの模様をニコニコ動画/YOUTUBEに公開予定であるらしい。
ライブの熱狂を肌で感じた方も、残念ながらライブに来れなかったファンの方もそちらを楽しみにして欲しい。
-- 次のページでは当日の「Setlist」と「Photo Gallery」を公開します。