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【Lowland Jazz】人生を変えたジャズアルバム【聞いてみた!】


 

高井天音(Tb)
— I GOT RHYTHM/Manhattan Jazz Quintet

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David Matthews(p) Lew Soloff(tp) Andy Snitzer(ts) Charnett Moffet(b) Victor Lewis(ds)

2001年リリース。スイングジャーナル選定ゴールドディスク。中学生の時に吹奏楽部でトロンボーンを始め、そのことをピアノの先生をされている知り合いの方と話していたら、管楽器をやるならジャズも聴いてみると良いということになり聴かせてもらった一枚。タイトルナンバーでもある「I Got Rhythm」でのLew Soloff氏(tp)による超絶技巧ソロは当時の私にとんでもないインパクトを与え、現在のプレイの好みにも大きく影響している。アルバム全体を通してポップで聴きやすい印象。今思えば、ジャズというジャンルにすんなり親しみが持てたのはこのアルバムのおかげなのかもしれない。

 

 

石川智久(Tb)
— Trombone By Three

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プレスティッジレコードより1951年にリリース。タイトルの通り、当時の3大バップトロンボーン奏者の演奏をまとめたアルバムで、J.J Johnson,Kai Winding,Bennie Greenの演奏が一枚に収録されている。当時高校生だった私はとりあえず某CD販売店のジャズコーナーに行き、その奇妙なジャケットに心惹かれるがままに購入。自分の持っているトロンボーンという楽器は、速いフレーズからおおらかな哀愁漂うメロディーまで、とても幅広く表現できるものであることを知り、衝撃を受ける。中でもPennies From Heavenにおけるベニーグリーンの音色と歌心には深い感銘を受け、ジャズトロンボーン奏者を志す大きなきっかけとなった。アルバム自体は決して良いとは言い難い音質だが、それでもなお余りある魅力が伝わってくる一枚。

 

 

青地宏幸(Btb)
— Ⅱ/No Name Horses

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日本が世界に誇るジャズ・ピアニスト、小曽根真率いる日本のトップ・ミュージシャンが結集したビッグバンドNo Name Horsesのセカンド・アルバム。
1枚目の「No Name Horses」3枚目の「Jungle」(当時リリースされていたのは3枚)と共に、大学時代に先輩から薦て頂いてこのバンドに出会った。
縁あって大学に入学してからすぐにビッグバンドに触れる機会を頂いたものの、専らクラシック音楽を好んで聴いていた私にとって、ジャズのCDはまずは何を聴けばいいのか!?
という状況からのスタートであった。そのとき薦められたこのバンドの素晴らしい楽曲と洗練されたそのサウンドにすぐさま虜になった。
このバンドを聴いてビッグバンドが好きになったと言っていいだろう。
ジャズを聴くようになった今でも、ジャズっていいな、音楽っていいな、と思わせてくれるアルバム。これは全てのアルバムに共通することである。
今年5枚目のアルバムもリリースされるので、非常に楽しみである。

 

 

吉澤達彦(Tp)
— 3rd/Battle Jazz Bigband

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高速4Beatチューンを演奏するビッグバンドのアルバム。元々はコンピレーションアルバムで2作品リリースされていたものを、as吉田治がリーダーとなり「BattleJazzBigband」を結成、この作品からは演奏を収録している。何を隠そう私はリードtpである佐久間勲氏の大ファンであり、雑誌でこのアルバムの存在を知り即購入、ヘビーローテーションしていた。高速4Beatチューンのみを取り上げたこのアルバムはまさに、現在の私自身を作り上げた1枚である(しばらく、ジャズ=高速!だと勘違いしていた)。ジャズを聞いたことのない若人に、是非オススメしたい一枚である。

 

 

具理然(Tp)
— Beauty And The Beast/The Jazz Networks

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椎名 豊(pf)、ロイ・ハーグローブ(tp)、アントニオ・ハート(as,ss)、嶋 友行(b)、大坂 昌彦(ds)というメンバーで作られた(このアルバム発売時)日米混合ユニット「The Jazz Networks」によるディズニー曲のカバーアルバム。全曲ディズニー映画の中で使われている曲でアレンジも様々なジャンルのジャズとなっている。
私がジャズに興味を持ち始めて間もない頃、先輩のおすすめアーティストであったロイ・ハーグローブのCDをまとめて貸りたときに入っていた1枚。ディズニーが好きだった私はこのアルバムが一番聞きやすく、かっこいいと思えた。ジャズをはじめたばかりの当時は真似して、1st set丸々ディズニーの曲で演奏したこともあった。LowlandJazzで私が考えている音楽のエンターテイメント性も、このアルバムがヒントになっていたのかも知れないと今では思っている
誰もが聞いたことがあるような曲をジャズアレンジをし、ロイ・ハーグローブのキャッチーなアドリブフレーズもそれに合っていて、とにかくジャズとして聞きやすい。初めてジャズを聴く方にも、ジャズが好きな方にも楽しめるアルバムだと思う。

 

 

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