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「NEWTIDE -Start in Life-」リリース特集


―― このインタビューやブックレットなど、節々で皆さんが仰っているニュータイドらしさ・ニュータイドカラーの本質とはなんだと思いますか?

澁江:「ジャズでいてジャズじゃないビックバンド」です。
ニュータイドはジャズなのか、クラシックなのかと皮肉めいて言われることがありますが、それはニュータイドの魅力であり期待であると受け取っています。私自身もコンテンポラリーのビックバンド、特にマリア・シュナイダー、ジム・マックニーリー(Vanguard Jazz Orchestra)、ケニー・ワーナー、ダーシー・ジェームス等が好きで普段からよく聴いているのですが、どれも従来のビックバンドジャズの枠に収まらないサウンドを持っています。クラシックの基礎を持ちながらジャズのフィールを持つ人たちが集まっているニュータイドだからこそビックバンドジャズという編成でありながらジャズとは違う別の音楽を作る、私たちが最もうまく出来る音楽であると思います。
ビックバンドだからビックバンドジャズをやるのものだと期待されることも時にはありますが、ひとつのアーティストとして私たちはニュータイドにしか出来ない音楽を惜しみなく発揮できるよう心掛けました。

 

――4月から来年度のニュータイドが始動しますが、次世代に期待したいことは何かありますか?

澁江:ニュータイドらしさのもうひとつの面として、その年のコンサートマスター/ミストレスがやりたい事でバンドの方向性が大きく変化するのもニュータイドの魅力です。(石田さんを見ながら)いいんだよ。やりたいことやって。

石田:プレッシャーですね(笑) 今回アルバムを作った事はニュータイドにとって大きな出来事なのでそれを継承していくという気持ちはありますが、その上で来年度の特色をどう表していくかこれから模索していきます。とりあえず、多くのジャンルにチャレンジしたいと思っています。

 

――CDはどちらで入手できますか?

小野:山野楽器では既に発売が開始されています。タワーレコードは4月2日に店頭販売開始予定です。是非多くの方に聞いていただきたいです。

 

――本日はお話いただきありがとうございました。

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―取材を終えて―
何故ニュータイドは山野ビックバンドコンテストで優勝し続けるのか。そのような論議を耳にする事もよくあったが、今回確信した事はニュータイドは変化を恐れずジャズシーンの先端を突っ走っていること。
存在感を示していたコンテストへの出場は辞退という形になったが、学生バンドのひとつとしてではなくアーティストとして大きな一歩を踏み出したニュータイド。今後も生まれ変わるニュータイドに注目したい。

(インタビュアー 江口丈典)

 


オリジナルアルバム「NEWTIDE -Start in life-」トレイラー

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「NEWTIDE ~Start in life~」

1.Intruso
2.Dare to do
3.Azure Blue feat.Masato Honda
4.上を向いて歩こう
5.I have to say good bye
6.NewLife

 
国立音楽大学 NEWTIDE JAZZ ORCHESTRA 公式ホームページ
 http://www.geocities.jp/newtide_jazz_o/





eguchitakenori監修・編集長: 江口 丈典
 音楽プロデューサー/ディレクター
自身がミュージシャンであった事からキャリアをスタート。JAZZ,ROCK,POPS,IDOL,民謡などのレコーディング現場を経験。いくつものレーベル設立に携わる。日本ジャズ文化の発展の活動を行う。
趣味は料理。夏の時期はゴーヤーチャンプルを毎日食べるほど大好き。



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