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Standard was born [イパネマの娘]


こんにちは、駒村俊弥ともうします。

私は大学でジャズを学び、その後もベーシストとして、都内を中心にライブ、レコーディングなどの活動をしています。 今回からこのOUT of JAZZでライターとして記事を書かせていただきます。

 

私がここでどんなことについて書くかというと、ジャズのスタンダードにまつわる物語です。

ジャズといえばいくつかのジャズスタンダードを思い浮かべる方も多いと思います。

昔からたくさんのミュージシャンがこのジャズスタンダードという素材を活かして様々な表現をしてきました。

どんな曲にもその曲が完成するまでには、様々な物語があります。

その物語を知っていれば、より深くジャズミュージシャンの演奏を楽しめるのではないかと思います。

そしてこの記念すべき第一回目で取り上げる曲は「イパネマの娘」です。

 

「イパネマの娘」はボサノバというジャンルの中で最も有名な曲の一つです。

そしてビートルズのYesterdayに次いで世界で最もカバーされたポップミュージックの一つです。

 

さてみなさんボサノバというとまず誰を思い浮かべますか?

多分いくつものボサノバの名曲を作曲したアントニオ・カルロス・ジョビンを思い浮かべるのではないでしょうか。

しかし、ボサノバというのは曲と詩で出来ています。 ボサノバという新しい音楽が出来たときに曲を作ったのがジョビンなら、詩を作ったのが今回紹介するヴィニシウス・ヂ・モライスです。

 

ボサノバといえばこの曲という「イパネマの娘(Garota de Ipanema)」や「おいしい水(Água de Beber)」などの作詞者です。

この人、日本での知名度は低いです。 そうですよね、英語ですら良く分からないのにポルトガル語の詩に注目する人など稀でしょう。

しかしこのヴィニシウスさん、知れば知るほど興味深い人物です。

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