Ink Spots [The Great Cover]
こんにちは。大石悠です。
今回は60年代のイギリス人ミュージシャンと黒人スターの話を徒然書きます。
僕が中学の頃に手に入れたビデオ「ジミ・プレイズ・モンタレー」は、今でも売っていると思うのですがある種の定番パッケージ「2in1物」で、ビデオの前半はオーティス・レディングのモンタレー・ポップでのライブ映像でした。
僕は早くジミがギターを燃やす部分が見たくて後半まで早送りしたものです。一応オーティスの部分も見はしたのですが、10代の僕にはグッと来ませんでした。
歳をとってようやく、(ああ、この時期のオーティス・レディングは激アツだったんだなあ)と思えるようになるのですが、唯一印象に残っていたのが、ローリング・ストーンズの「SATISFACTION」を歌うところでした。
(ああ、この曲は知っとる)と思いました。でもその感慨深さなんかは当時は分かっていません。
SATISFACTION / ROLLING STONES (オリジナル)
話は変わって、2年前のポールの来日時のステージが始まる前の映像とSEが素晴らしかったらしいのですが、そのSEをミックスしたDJがサウンドクラウドでダウンロードを許可していたので、会場で聞けなかったので保存しました。
その内容はビートルズやポールの曲、カバー・バージョンをノンストップで繋げていたというもので、初めて聴くカバーや曲が素晴らしくミックスされていて2時間聴けてしまう万華鏡のようです。
ポールファン納得の素晴らしいミックスの中に、リトル・リチャードが歌う「I Saw Her Standing There」が入っていて感動してしまいました。
I Saw Her Standing There / The Beatles (オリジナル)
ポールは大のリトル・リチャードファンで、本人よりも上手く「のっぽのサリー」を歌いこなすほどで、ポールのボーカルスタイルに影響を与えまくってます。
僕もあの素晴らしすぎる世代の中で一番ヤバいのがリトル・リチャードだと思っています。神様にチャック・ベリー、王様にエルヴィス、絶叫おカマにリトル・リチャード、炎のロリコン・ロックンロールがジェリ・ーリーといったところでしょうか。