JAZZは旅に出る vol.4
雪が降ったり一年で一番寒いであろうこの時期。
たまに晴れて暖かいととても気持ちいいですよね。
そんな日に朝から音楽なんて聴いちゃって、昼間っから温泉にでも浸かっちゃって。
もうたまりません。最高です。
今回はそんな架空のたまらない朝〜昼を旅したいと思います。
朝は電子音が入ってない生音の音楽がとても合う気がします。
スーっと体に溶け込むような、透き通るようなきれいな生音。
例えばマリンバとか、ヴィブラフォン、タブラとかハープとかビリンバウとかとか。
なんか挙げてみるとけっこー響きがあるな。
天然リバーブですか。
洞窟とかで聴きたいですね。
ではでは、朝一発目で
M’BOOM / Re:Percussion
1950年代から活躍してるアメリカのジャズドラマーMax Roach率いるパーカッション集団M’BOOM。
スピリチュアルジャズの名門Strata-Eastからの1973年作。
オリジナルは10万越えとか、、、よくぞ復刻してくれましたThink! Records。
この時はメンバー7人とかか?全員パーカス。
真っ黒スピリチュアルなデトロイト出身ドラマーRoy Brooksも参加してます。
これこそきれいな生音。気持ちいいですね。
こちらはMax Roach名義の1980年作。ジャケもいい感じです。
やってることはそんなに変わってないけど、安定の良さがあります。
アフロ回帰な感じもあり、人間の持つ根源的生命力を朝から感じたり。
そうすると躍動感も欲しくなります。
ONENESS OF JUJU / Space Jungle Funk
同じくStrata-EastからJUJU名義で2枚リリース。その後ONENESS OF JUJUと改名し自主レーベルよりリリース。
1976年作の2nd。
激スピリチュアルで漆黒グルーヴ全開。いつの間にか揺さぶられます。
いい目覚めになりそうです。
フィラデルフィア出身の黒人ヴィブラフォン奏者Khan Jamal率いるKhan Jamal Creative Arts EnsembleもM’BOOMと似たパーカス多めの5人構成。
Khan Jamal Creative Arts Ensemble / Breath Of Life
Sun Raとも交流があったKhan Jamal。確かに幽玄でどこか怪しさもある。
きれいな生音とはまたちょっと違うんですが、これもこれで朝にハマるかと。
第六のメンバーとしてエコー?ディレイ?担当者がいたとか。手法は完全にDUBです。
1973年作なので時代もそのくらいですね。ズブズブズブ、、、
Khan Jamal Creative Arts Ensemble / Inner Peace
この曲なんてディレイかましまくり。ドープです。
偶然なのか、ジャマイカからDUB手法を知ったのか、よくやってくれたものです。
朝日でも浴びて、紅茶でも飲んじゃいましょう。