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Ink Spots [The Beatles①]


こんちゃ、ちゃっちゃちゃっす!
ちゃっちゃちゃっちゃちゃっす!
これは今はあまりテレビで見なくなった芸人、パンチ某のあいさつです。
皆様ご機嫌いかがですか?

 

今回はタイトル通りの、音楽樹系図に出てくるブラックミュージックについて徒然書きます。
どこからいこうかな…。

現在、どんなミュージシャン、アーティストも自然発生では音楽は産み出さないと思います。
何かしかの「手本」や「影響」に基づいて自分のスタイルにしていることでしょう。
「学ぶ」という言葉は「真似ぶ」というところから来ているそうです。
それは非常に複雑に、様々なジャンルからの影響下にあるとは思うのですが、その中に見え隠れする黒人音楽について考察するのが目的です。

例えば、
ギターを使って作曲や演奏をする人なら、ギターの弾き方をまずは習得します。多くは思春期にのめり込むでしょう。
そのギターミュージックの元祖はどこにあるか、というようなところを考えたりしましょうか。

Beckという白人シンガーソングライターは、ヒップホップやグランジ、ノイズ、パンクという比較的新しいタイプの音楽を土台にしつつ、実は非常にブルースを意識している人だと思います。

初めて聴いたのはこの「Loser」、ブルースギターのループにヒップホップのビートが乗ります。
どちらも黒人音楽がルーツになっています。

同じようにG.Loveという人も現代の感覚でのブルースを土台にオリジナル曲を発表しています。
現代感覚としてブルースをどう使うか、という流れが90年代にはありました。
ルーツを見直し、新しい解釈を求めていたとてもいい時代が来ていたのでしょう。
アメリカの新人が、アメリカンロックやポップスからさらに遡って貪欲にオリジナリティのある音楽を創造していました。
良くも悪くも、日本は冒険のできない音楽性に陥り始めた頃です(それでも現在よりは音楽業界は攻めていたと思いますが)。

 

ポップスの分野ではThe Beatlesの影響から逃れられる人はいないでしょう。
ビートルズをあえて避けてきた人でも、結局他のアーティストはみんな影響を受けてきたことを知り、掌の上にいたことを悟るのです。

ではビートルズにはどんなルーツがあるか。
60年代初頭の当時、アメリカンポップスは女子供の聴くもので、ビートルズを始め、ストーンズ、フー、ゾンビーズ、ヤードバーズ、新しい音楽を望んでいるイギリスの若者は満足していませんでした。

とうとう待ち望んでいた音楽が登場したのが55年、ビル・ヘイリーを始めとする「ロックンロール」という音楽です。

エルヴィス・プレスリー、カール・パーキンス、ジェリー・リー・ルイス、ジーン・ヴィンセントといった白人スター達のロックンロールヒットは世界中で流行します。

でもビートルズ達が熱狂した別の世界は黒人スター達の音楽でした。

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