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【Lowland Jazz】あの曲の Jazz Ver.【LargeCombo】


先日発売した1stアルバム「hab_point」では全編ボカロ曲のビックバンドアレンジをお送りしていますが、YOUTUBE/ニコニコ動画では”おまけ”的にボカロ曲のラージコンボアレンジもアップされています。
ラージコンボアレンジであってもLowlandJazz色は健在!

 

原曲の調理具合や分厚くてカッコイイホーンセクションアレンジなど聴きどころ満載です!
各楽曲アレンジ担当メンバーに制作秘話についてコメントを戴きましたので動画と一緒にご覧下さい!

 

#1 ハロ/ハワユ

arranged by 髙井天音(Tb)

LowlandJazz のコンボ版レコーディング第一弾の一つです。小島君のコラムでも触れていましたが、我々がアレンジをする際には具プロデューサーから指示書が送られてきます。が、この曲に関しては編成以外に決まりはなく、自由に作らせてもらいました。アレンジをする上でPat Metheny のMINUANO(全体的なリズムのフィーリング)、Kurt Rosenwinkel のZhivago(管のソリ+ギター)の影響を強く受けています。イメージ元のメロディがギターだったためか、予定していたわけではないのですが本作もギターをフィーチャーした形になりました。

 

 

#2 Nyanyanyanyanyanyanya!

arranged by 具理然(Tp)

この曲は初見セッションとなっています。譜面をその場で渡してその場でキメごとをしています。ジャズの醍醐味ですね。原曲のメロディーを壊さないよう、無難なアレンジをしています。この初見セッションには実は元ネタがあります。

外国人がピアノで初見で演奏しながら即興でアレンジしていくという動画です。
原曲は人工音声だからこそできる、ひたすら猫の鳴き声がもの凄い早さで歌う曲となっております。しかもイントロと8 小節のコード進行と2 つのメロディーしかありませんので、とてもセッション向き、かつ分かりやすい。それ故単調に聞こえないようにだけアレンジをさせて貰いました。動画・録音は文字通りの一発撮りです。ミュージシャンのこんな一面もおもしろいと思います。

 

 

#3 ピエロ

arranged by 大場俊(Dr)

この曲を製作するにあたって不安だったのは、そもそもそれまで私は三管以上のアレンジをしたことがなかったことだった。リーダーの具くんにお話をもらった時は楽しみだった以上に、不安だったという想いが大きい。具くんからの要望は特になかった。なので僕が綺麗めなラテンアレンジをしてみたいと言ったところ、快く応じてくれた。ラテンにしようと思ったものの、どんなふうにアレンジをしようか考えていたところ、ちょうどピアニストの小曽根真さんとクラリネット・サックス奏者のパキートデリベラ氏がツアー中(確かツアーだった気はするけどよく覚えてない)でチラシが貼ってあったのを見て、「あ、石井にクラリネット吹いてもらお!」と思い立った。あとはメロディをよく覚え、歌詞の内容にも意識してコードを付けていった。途中、何度か挫折し掛けたが、メンバーに助けられ、歌詞にも助けられ、何とか納品。なので、この作品は大場にとって初めてのボカロアレンジ曲であり、初めての三管以上のアレンジをした曲なのである。

 

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