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Ink Spots [6/8]


こんばんは。なんがでっきょんな?大石です。
とは言っても夜なのはこれを書いている今の僕の時間軸での話なのです。
これを読んでいる皆様が一体いつなのか分からないのです。今何時っすか!?

 

このコラムも編集者に追いかけられて逃げ回りながら、自分の中から音楽と文字を直結させる作業を続けてきています。今何回目っすか!?

たまに読み直すと誤字や脱字なんかよりも、人に読ませる文章としてはあまりにも稚拙な世界観で、内容もとっ散らかっとるし、方言がちょいちょい顔を出すから読みにくいやろうし、なんとなく統一感のないジャンルに戸惑っている読者も多いのではないでしょうか。

しかも書くのに精一杯で、あまり他のライターの記事も読めてないのですが、最近少し読んでみたら存外短めの文章もあるのですね。
なんとなく2ページくらいに渡って読ませるものかと思って、ついつい余計な内容を追加させていました。これからは簡潔にいきたいと思います。
やっぱり男たるもの、ダラダラといらんこと喋ったかてあきゃあせん、肝心要、ここっちゅうこと、ズバッと!だいたいお喋りな男っていうのは鬱陶しくて嫌われる、大事なことだけ言葉少なく相手に伝えられるならそれに越したことはない、僕がまだ少年だった時には近所で牛やってた(酪農家の意味)六車のおっさんにもよう言われよった、「男の子は喋っじょる暇あったら、いごいて(動いて)見せるもんじゃ」言うて、わしも「ホンマじゃホンマじゃ、ベラベラゾロ気(だらしないの意味)にしょったっていかん」言うて、まあホンマにその通りや思て、その、思とる。

 




「8分の6」がテーマです。

 

音楽を演奏する人は、この8分の6、というリズム、リズムの取り方について詳しいと思いますが、分からない人には…文章で説明する能力はないです。
「一小節の中に八分音符が六個入る」という感じでしょうか。このリズムを倍の長さで感じると、4分の3拍子というものになって、いわゆる三拍子、ワルツとかそういった音楽に使われるようになります。

西洋ではリズムを四つづつ数えるのが気持ちよかったのか、次第に4分の4拍子が主流になっていきます。例えばクラッシックの何でもいいですが、主な曲というのは4つずつ数を数えていくのが多いです(乱暴な説明ですがそうしときましょう)。
日本の民謡は一つずつ数えているような感じがします。盆踊りやなんとか音頭とかソーラン節のような節も

いち、 いち、 いち…

と手拍子をします。
西洋の古典や現代のポップスは四つを感じるので

いち、に、さん、しぃ、いち…

と数えますわ。この場合手拍子は、に、と しぃ、で叩くとFeel Good!です。

ちなみにインドの古典は9や10で一括りだったりして面白いです。多分10数えるのが一番しっくりきたのでしょう。

で、8分の6ですが、アフリカのリズムは6を感じるものが多く、他の国と比べてもやはり特殊な感じがします。

 

以前、代々木公園でストリートライブをしていたら、アフリカ人のロクでもない青年が絡んできて、彼は持っていた小さな太鼓をメチャクチャに叩いていました。
そのリズムこそ8分の6。
僕は「あっ、ザッツイズ、アフリカのリズムや!」というと、「イェァ、ワカッテルジャン」と言われました。

西洋文化との融合を経た今、ポップスの世界ではもう4つずつ数えることが主流で、大抵の曲は4つを感じることで落ち着くようになっています。
それはブラックミュージックも同じで、4分の4拍子以外の曲は「変拍子」と呼ばれ、特殊な扱いになっています。
例えるなら、みんなそれぞれの言葉を喋っていて、それぞれの特色や文化があるにもかかわらず、首都から国営テレビが決めたルールによって「標準語」とそれ以外の「方言」と区別されているような感じでしょうか。

周りから見たら東京の言葉も一つの「方言」なのです。
「変拍子」も、国によっては4分の4拍子の方が変わっているように感じるのです。
まぁもう現代ではそんなことはないのですが…

少なくとも民族的には一番しっくりくるリズムや拍子の感じ方があるのです。僕らが夏祭りでなんとか音頭を聞いて懐かしい感じがしたり体が動くのも、民族としてそのビートにノッてるからなんじゃないでしょうか。

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