facebook_icon.png twitter_icon.png

Ink Spots [Roland Kirk]



 

これは僕の一番好きなRoland曲なのですが、これを聴いたとき「ああ、アフリカ人の現在形の音楽をやっているな」と思いました。
この「アフリカ的」という感覚はまた書きますが、イントロのメロディに何故かアフリカの大地の景色を思い浮かべるのです。
まだ見ぬアフリカ、世界中のどんな民族のどんな人種でも、アフリカのサバンナに立つと何とも言えない感覚に襲われるそうです。初めて行ったアフリカの大地に「懐かしい」気持ちが沸き起こるそうです。

(僕は人類アフリカ起源説を信じているので)この感覚を思い起こさせてくれる音楽に「アフリカ的」なものを感じるブラックミュージックファンは多いのではないでしょうか?

それはいわゆるR ‘n B やHip Hop のような現代のブラックミュージックとは違って、もっと原始的な感覚なので洗練された音楽の中に感じるものではないかもしれません。

でも少なくとも僕たちが日本でも買う事のできるCDの中でも、30年代から60年代の音楽の中にそれを感じる事ができると思うので興味のある方は自分の「原体験」を探すための音楽選びをしてみてはいかがでしょうか。

でわまた。





oishiyuライター: 大石 悠
 鍵盤奏者。幼少の頃から両親の影響でレコードを愛聴。特に生前の時代である60年-80年代のブラックミュージックシーンに魅力され、人間味のある泥臭くもパワフルな演奏スタイルを持つ。即興ジャムオルガントリオ"MYM",他セッション、サポートでも活動中。

― 連載コラム:Ink Spots ~All about JAZZ I think~ ―
・ Ink Spots [Jimi Hendrix]


Comments