Standard was born [St.Thomas]
こんにちは、ベーシストの駒村俊弥です。
第4回目となるStabdard was born今回取り上げる曲はST,THOMASです。
ST,THOMASというとジャズ好きなら誰でも知っている曲ではないでしょうか。
作曲者はソニーロリンズでSaxophone Colossusの一曲目に収録されています。
このSaxophone Colossusというアルバム自体が超名盤であり、発売当初はソニーロリンズの名前を一躍有名にしました。
そして1956年の発売から現在まで多くの人に愛され続けています。
Jazzを聴きたいけど何から聴けばいいか分からないというような人にはこれをお勧めしておけば間違いがありません。
またセッションなどで取り上げられることも多くロリンズ自身も21世紀に至るまでコンサートでの重要なレパートリーとして取り上げています。
この曲の大きな特徴としてリズムが挙げられます。
カリプソといわれるカリブのリズムをジャズで取り上げています。
ジャズというのは世界中の様々な音楽を取り入れて発展してきました。
それでもこのカリプソというリズムをジャズで取り上げたのはこの曲が最初なのではないでしょうか。
さてなぜロリンズがカリブのリズムを取り上げようと思ったのでしょうか。
その大きな要因は母方がヴァージン諸島出身という事にあります。
ヴァージン諸島というのはカリブ海に浮かぶ島々です。
ヴァージン諸島は西側半分がアメリカ領で東側がイギリス領です。
そしてアメリカ領ヴァージン諸島の中心にある島の名前がセント・トーマス島です。
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