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村上春樹とジャズ [風の歌を聴け①]


ジャズと関係が深い日本を代表する小説家 村上春樹。彼の作品から、ジャズやソウルフルなブラックミュージックなどが登場する小説を紹介しつつ音楽と共に楽しんで下されば幸いで御座います。まずは村上春樹のデビュー作「風の歌を聴け」から紹介します。

 

「風の歌を聴け」は、1979年に発表された村上春樹の中編小説。「僕と鼠もの」シリーズの第1作。群像新人文学賞を受賞した作品です。「僕」が、1970年21歳の時の8月8日から8月26日までの18日間の物語を記す、という形をとり、40の断章と、虚構を含むあとがきから成る物語で、青春三部作の一作目。三部作のアフターストーリーとしてダンスダンスダンスに続く長い物語の幕開けです。

1981年には村上春樹の後輩にあたる大森一樹監督で映画化されていて、実験的な音楽に乗せて一風変わった映像文法でカルト映画的に表現され直しています。気になった方は見るべき映画です。

ここで曲の紹介です。

51頁と53頁に登場するブルック・ベントンのRainy Night In Georgia

 

 

ブルック・ベントン(1931年9月19日-1988年4月9日)はR&Bボーカリストで、この曲を70年にヒットさせました。作詞作曲がされたのは1962年で、トニー・ジョー・ホワイトという人が作った曲です。本人も歌っているのですが、ブルック・ベントンのカバーの方が有名なのです。
 

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