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JAZZは旅に出る vol.5


どうもどうも。
春が訪れ、いつの間にか25度を超える夏日もやってきている。
どーしたもんか。毎年異常気象更新ですか。

“春なのに25度を超えていこうとするような時もあるさ”
なんてfishmansの歌詞が現実味を帯び始めてます。

 

Fishmans / Weather Report

 

4月なのに夜もじっとり汗ばんだり不思議な感覚。
東京の真ん中でエキゾチックナイト。
今回はどこか不思議で怪しい魅惑に満ちたエキゾチックな旅を。

 

エキゾチック・サウンド/エキゾチカといえばこの人、Martin Denny。
アメリカの作曲家。イメージはハワイでしたがニューヨーク出身。
1957年発表の『Exotica』の冒頭ナンバー”Quiet Village”がエキゾチカの代名詞的名曲です。

Martin Denny / Quiet Village

 

そもそもエキゾチックってなんぞや?って話だと「異国情緒」とか「異国の雰囲気」とかです。
異国って日本以外を全部指すやん!ってツッコミも入りそうですが、
僕は勝手に熱帯のじっとりした怪しい雰囲気を醸し出す魅惑的な何かを感じています。
きっとMartin Dennyのアルバムのジャケがそんな感じだからでしょう。

こんなイメージです。

この映像、実はなにかの映画の一部で、別に本当の音楽もあります。
Martin Dennyがハマりすぎでしょ。

 

Martin Dennyは熱帯地域、オセアニアとか東南アジア、アフリカ、日本を含む東洋の民族音楽の旋律とリズムと、鳥や蛙の鳴き声、自然音を混ぜ、欧米人の偏見と誤解と妄想で架空の「南国の楽園」をテーマに作品を作り続けました。

これこそエキゾチック・サウンド。
素晴らしき偏見と誤解と妄想のたまもの。

未知の楽園を家庭で手軽に疑似体験、夢想できるものとしてアメリカで需要があったとか。

 

お次はリアル南国、ハワイ出身のヴィブラファン/マリンバ奏者、Arthur Lyman。

Arthur Lyman / Caribbean Night

これまたエキゾ感満載。

 

Atrthur Lymanは1954年にMartin Dennyに出会い、彼のバンドに参加。
先述のMartin Dennyの『Exotica』にも参加しています。

“Quiet Village”と並ぶエキゾ名曲”Yellow Bird”がArthur Lymanの代表曲。

Arthur Lyman / Yellow Bird

完全に南国。まったり落ち着いてしまいます。

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