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Ink Spots [Nina Simone & Piano]


 

こんにちは、大石悠です。
これは僕の父親が救援物資を実家から送ってくれた中に入っていたアルバムで、Nina Simoneというジャズシンガー・ピアニストのアルバムです。
第四回はこのニーナとピアノの曲の思い出を何となく書きます。

 


 

この曲を初めて聴いたときに、前回も書いた教会音楽としてのクラッシック(白人西洋宗教のイメージの賛美歌)と、アフリカ系移民の教会音楽(ブルース、ジャズにつながるような響きのゴスペル)との融合を感じました。

 

短い音楽なのですが何とも心に響くメロディとピアノが響く曲です。

短い歌詞の内容は、川の流れが止まっても空を雲が覆っても、太陽の光が降り注がなくなってしまっても、私はあなたを愛する事に疲れたりはしないよ といった感じでしょうか。

 

音楽の感想を言えば、晴れやかな午後のようなピアノのイントロ。ブルースがテーマになっている曲だと思わせる感じです。

中間部のドラマチックな箇所は、愛の気持ちを抑えきれない事を説明しているような歌とピアノ、これが弾き語りのライブ録音であると分かります。この手の英語の歌詞を理解するのが苦手な日本人がどういう風に読み取ったら良いかを考えたのですが・・・例えば気持ちとして意訳するなら、

 

「もしねえ、川の流れが止まっちゃってもねえ、
ほんで、もしねえ、雲が・・・・雲が・・・空を覆っちゃって・・、
ほんで太陽の光が、届かんような事になってしまったとしてもねえ・・!!!!!
うち、絶対、絶対、絶対!絶対!!絶ッッッ対・・・アンタん事愛しとるん、疲れてしもたりせんけんね・・?」

 

という感じでしょうか。

気持ちが入って思わず讃岐弁になりましたが、歌詞の内容を理解した上でこの歌を聴くと、最後の「never…never..never…」のくだりでグッとこずにはいられないと思います。人を愛した事がある人ならば!

 

・・思わず感情的になりました。。しかしニーナの歌には言葉を超えた説得力があるのです。
それを一番堪能できるのはこの弾き語りで録音された「Nina Simone&Piano」だとおもいます。

結局、弾き語りに勝る歌は無いのではないかとすら思わせてくれます。
 

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