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Ink Spots [Rock-Jazz]


なんがでっきょんな?大石です。
一歩間違えば危ない音楽ばかり紹介するようなコラムになりがちで、なんとか軌道修正を図ろうと思っていたところ、ジャズジャズしたものよりワールドミュージックと絡めた新しいコラムが始まってしまい、ますます内容が危うくなってきました。

スタンダードを紹介するコラム…もうある。クラブミュージックと絡めたジャズコラム…もうある。
譜面系…ある、海外留学…ある…ワールドミュージック…ある…

自己とは何か、自分にしかできないこととは何か。
それは人生もコラムも同じで、他人には書けない文章、違う観点からの評論。
そういった疑問を自問自答するなか見つけた希望、志望しよう、抜け出すぜ誹謗中傷、抽象的な言葉で交渉!こうしようと消耗していく胡椒とポーションを総称!東京!の真ん中で凍傷!故郷!は遥か遠い望郷!Yo!そう、今日も誇張して書いていくぜ文章!
I’ll show you 醤油の国で夢想した構想…

つい自分の中のMCがリリックし始めました。すみませんでした(こうやって文字数を埋めないともたないのです)。
今回は、ロックと同じくらいイカれてる音楽のことについて徒然書きます。

 

皆さんは、ロックとジャズの違いはなんだと思いますか?
またロックとソウルなんかはどう違うと思うでしょうか。

ジャズはロックよりテクニックが必要ですか?
いえいえ、テクニックを使うことがジャズであるとは言えないでしょう。逆にロックを演奏するにもある程度の技術は必要です。

ソウルミュージックにも確かな技術が必要ですし、ロックをやるときに気持ちがこもっていないとやはり上辺だけの音楽になってしまいます。
どの音楽ジャンルにもハードな面とソフトな面があります。ビートルズのYesterdayなんかは、ロックバンドが生み出した永遠の名バラードでしょう。

 

あるギタリストがロックとジャズの違いを聞かれて、
ロックの方が音が大きい
と答えたそうです。

これは半分冗談でしょうが、半分本気で言ったのだと思います。でもやはり違うと思うのです。
ロックはイメージとして、派手な衣装でエレキギターをガンガンに鳴らしている絵が浮かびがちですが、ジャズのイメージはどうでしょう。
スーツ姿のミュージシャンが難しそうな顔をしてトランペットやサックスを持っているイメージは強いのではないでしょうか。
またソウルだと笑顔で歯がやたら白いアフロの黒人が、やはりスーツで汗をかいている絵が出てきませんか?出てきますよね??

今のは誘導尋問です。確かにイメージは大切ですし、見たことのある絵から連想していくとつい全体もそう捉えてしまいがちです。

 

ロックという音楽はいつまでも若い人を惹きつけながら、割と目につく場所で進化してきているので、みんなそれぞれの青春時代に触れたロックバンド、みたいなものがあると思います。
それに比べて時代が前の音楽やジャズやソウルは大雑把にひとくくりにされた状態でごく一部が居酒屋のBGMになっていたりします。

ロックってどんなイメージ?と聞いたら、モヒカンだったり革ジャンだったり、モッズヘアやロンドンブーツや、長髪にサングラスだったり、破れたジーンズなんて連想する人もいるかもしれません。

でもジャズやその他の黒人音楽は、前に書いたようなボンヤリとした印象しか残ってないのではないでしょうか。あくまで普及の度合いが違うのですが…

 

確かに繊細なスロースゥイングや泣きのラブバラードなんかもありますが、ちょっとこれを見てください。

言わずと知れたジャズクラシックのチュニジアの夜、中でも有名なのはこのアートブレイキーのグループのものだと思います。
僕が聞いてほしい、見てほしいのは、このグループの発しているエネルギーです。このノリ、パワーが伝わるでしょうか?

ドラムのアートブレイキーがジャズの枠組みの中でのテクニックを使いながらも、それはもう、「あ、この人ってバカなんじゃないかな?」と思うようなパワーとスィング感でドラムをしばきまくるのです。
この感じは、刺青だらけのロン毛のロックがドラムをしばきまくるのとなんら変わらない状態です。

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