facebook_icon.png twitter_icon.png

JAZZは旅に出る vol.6


6月に入りいよいよ梅雨がやってきます。
雨の季節はどーも気分が上がりませんね。休みでも外に出る気がおきない。
やはり晴天を望んでしまいます。我ら太陽の子。日の光に感謝しつつ日々生活しています。
今回は太陽の下がとても似合う音楽、レゲエの旅に出たいと思います。

 

レゲエで一般的に一番有名なのはBob Marleyでしょうか。

Bob Marley / One Love

Let’s get together and feel all rightです。
Everything’s gonna be alrightです。
Love&Peaceですね。

 

ジャズリスナーの方はレゲエとの接点がなかなかないように思えます。
なんだあのドレットヘアーは?とか、なんで挨拶がヤーマンやねん?などなど感じることもあるでしょう。
しかーし!レゲエのルーツはジャズにあり。
みんな仲間です。全て繋がっています。

ジャマイカにはイギリス統治下の時代からブラスバンドの形式が残っていたが、ジャズは基本的には中産階級の音楽。
労働者階級はジャマイカのフォーク音楽のメントが一般的でした。
ジャマイカの音楽名門校アルファ・ボーイズは音楽学校であるとともに不良少年の更正施設で、品行を正す教育の一環としてジャズも教えられていました。
そしてこのアルファ・ボーイズには後に世界最高のスカバンド、スカタライツを結成するDon Drummond、Tommy McCook、Roland Alphonso、Rico Rodriguezなどが在籍。

 

彼らはアルファ・ボーイズでジャズを学び、卒業後にデューク・エリントン、カウント・ベーシーなどの影響を受けたジャマイカのビックバンドで演奏を始めたとか。
ジャマイカを訪れたルイ・アームストロングがホテルで演奏するRoland Alphonsoを指さして「わお!ジャマイカにレスターヤングがいるじゃないか!」と語ったのは有名な話。
Tommy McCookは1954年にマイアミでジョン・コルトレーンの演奏を聴いてジャズの虜になったという話も有名です。
1962年、ジャマイカが独立。その後、スカタライツが結成。
アメリカから流れて来た独特のスイング感、シャッフル感を持つリズム・アンド・ブルース、カリプソ、地元のフォーク音楽メント、そしてジャズとが融合し、スカが誕生しました。

 

Skatalites / Man In The Street

 

Skatalites / Freedom Sound

ジャマイカ独立を記念した曲。Freeeeedoooomm!!!

 
しかし、1966年には大衆はスカの早いビートに疲れ、ゆっくりしたビートのロックステディの時代になっていきます。
その年の夏の熱波が暑くて早いビートで踊っていられないのと、アメリカからのソウルの影響があるとか。
ロックステディはゆっくりテンポと、管楽器の使用減、甘いコーラスワークという特徴があります。

Alton Ellis / Rocksteady

Mr.Soul of JamaicaのAlton Ellis。
this is rocksteadyなヤツです。

 

Bob Andy / My Time

Bob Andyは多くのロックステディ名曲を残したコーラスグループParagonsの初期メンバー。
バックにはSkatalitesのメンバーだったJackie Mittoo&Soul Vendors!!

next_logo



Comments